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「妖怪にならないための言葉」余話

大川隆法:これは、現代に、人間として周りで住んでいる人のなかにある妖怪性を取り出して書いているだけですけどね。妖怪は今は人間の姿をして棲んでいるわけですよ。背広を着て、スカートをはいて、妖怪が棲んでいるんですよ。

だから、人間と変わらないんですよ、生きている間は。だけど、魂のルーツのなかに妖怪性があるから、死んでも、妖怪の世界に還る人も多いわけで、それに、ちょっと、

要するに「自分の心のひずみというか、歪みのところに気づけよ」ということを言うために、書いているわけですよね。

司会:「妖怪は正体を見せない」というふうに書かれて・・・。

大川隆法:まあ、基本的には分からない。(「妖怪にならないための言葉」余話 P46)

「妖怪にならないための言葉」+ 「妖怪にならないための言葉」余話の2冊はセットで読む必要があると感じましたので、こうして記事にして残そうと考えました。

日本人の9割が妖怪ということであれば、私はそれ以外の1割に入っています。と、平然と言える人の方が、すでに「慢心」しているのでは無いか?と思うほどなので、もちろん、私だけは例外などと、いうつもりは全くなく、むしろ、自らの妖怪性と、正面から向き合うために必要かと思い、この記事を書いています。

前々から言っています、知の原理のたとえのあれ、「馬が自分の影を見て怯えるや、赤子が泣くのは安全ピンの針の先が当たって痛くて泣いている」があり、それは、気がつかない「盲点」(分かれば、なんだそんなことだったのか、というようなこと)のことを指していると思うのですが、

日本人の9割が妖怪ということになれば、それが普通となっているその中にあって、「本当に自らの妖怪性に気がつくのか?」という素朴な疑問があって、逆説的に、とても難しいことではないか?と、思うんですよ。

それゆえに、「真説・八正道」を代表とする「反省」が必要となり、自己変革が強く求められているのだと思います。「真説・八正道」を絶対に持って還りたい!と思っているぐらいですので。

要するに「自分の心のひずみというか、歪みのところに気づけよ」ということを言うために、書いているわけですよね。

と、あえてというか、わざわざ、お教え下さっているところに、深遠なる仏の慈悲や愛が感じられて、素直に向き合うべきものなのだろうな。と、思った次第です。

このHSの妖怪トピックもすでに二年経ちましたが、ようやく、それを実感できる実事例が、身近に出て来て分かるようになって来ました。

大川紫央:今の総裁先生のお話をお聴きしていると、どうしても「真珠理論」を思い出してしまって。同じ、‘‘真珠‘‘を目指すにも、言い方が今のところ二通りあるのですよね。仏陀の言う真珠理論は、本物の‘‘真珠‘‘なのです。

常勝思考で、「自らの失敗等があったとしても、反省を通してそこから教訓を得て、自分の輝きを増していきなさい」という真珠理論なのですけれども、

もう、一方は「本音を言えば、失敗とか何か汚いものが自分のなかにあっても、それを、フェイクな真珠で覆ってしまえば見えないから、それでいいじゃないか。反省は必要ない」というものでして。それが『妖怪にならないための言葉』などで総裁先生が書いてくださっている言葉にも通じはするのかなと…。

大川隆法:その理論は、たぶん‘‘お面‘‘にまでつながってくる理論だろうとは思うけれども。

大川紫央: たぶん、人間誰しもこの世ではそちらのほうが生きやすい考え方ではあるじゃないですか。総裁先生の教えがなくて生きていたとしたら、たぶんそちらに流されることのほうが、多いのかなと思ってしまうのですけれども…。(「妖怪にならないための言葉」余話 P67~68)

フェイクな真珠はお面にまで繋がってくる。と、いうことですので、やはり、本物の真珠を目指したいものだ!と、強く思いました。

また、「経営入門」P220~221のcolumnでは、「甘み」の光明思想と「旨み」の常勝思考の違いが明確に解説されていますが、誰もが喜ぶ砂糖菓子という比喩だけあって「光明思想」の弱点・問題点と思われる箇所のところなんかは、「妖怪との親和性が恐ろしいほど高い!」ことが、分かるようになって来ましたよ。具体的な実事例 で、ああ、・こ・の・事・を・言っていたのか!と、いう瞬間がありましたよ。

この 「妖怪にならないための言葉」余話の論点は多数ありますので、ここではご紹介しきれませんが、「知ってしまえばもう元には戻れない!」そうした内容が対談形式で書かれてあり、読みやすいと思いますので、ご一読いただけましたら幸いです。

今回もご覧いただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。

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