大阪屋 たてものブログ

No Dealという考え方 ・ 後編

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☆「7つの習慣」の思想形態を熟知している方なら、何を言わんとしているのかすぐにご理解いただけると思いますが、今回は書きながら頭を整理しながら記事にしているので、説明不足が多々あるかも知れません(>_<)が、その点はご了承の程お願いしますね。

恐らく説明不足になっているであろう、「相互依存」と「欠乏マインド」「豊かさマインド」の説明をまず列記し、客観的に冷静にそれを眺めることからはじめたいと思います。

【相互依存】の説明では、

『効果的な「相互依存」は、真の意味で「自立」という土台の上にしか成り立たない。つまり、私的成功が、公的成功に先立つ』(P265)
『自立とは努力して達成するものだ。相互依存の関係は、自立した人にしか出来ない選択である。真の自立を達成する意志の強さがなければ、人間関係のスキルをいくら磨いても、それは無意味で愚かなことであると言わざるを得ない。』(P268)
『社長であろうが、掃除係であろうが、自立から相互依存状態の領域に足を踏み入れる瞬間、必然的にリーダーシップの役割を引き受けることになる。なぜなら、それは他の人に影響を及ぼす立場に立つからである。』(P268)

【欠乏マインド】の説明(P321の終わり2行目~323まで)では、

「欠乏マインド」とは、人生を一個のパイと見て、ほかの人が大きなひと切れを取ると、自分の取り分が減ると考える。それは、人生をゼロ・サム・ゲーム(一方のプラスが他方のマイナスになり、両方の得点の総和が必ずゼロになるゲーム)とみるパラダイムである。

「欠乏マインド」を持つ人にとっては、名誉、評判、権力、利益などを人と分かち合うことはとても難しい。たとえ相手が自分の家族、親戚、友人であっても、ほかの人の成功を素直に喜ぶことはできない。他人が誉められたり、大きな成果を出したり、成功したりすると、まるで自分から何かが奪われてしまったような気持ちになってしまうからである。

ほかの人の成功に対しては口では「おめでとう」と言いながらも、内心は嫉妬に満ちている。「欠乏マインド」を持つ人は、ひそかに他人の不幸を望んでいる。そんなに大きな不幸でなくてもいいから、それが相手をうまい具合に抑制してくれればいいのである。

彼らは、いつも比較したり競争したりしている。物や人を自分の所有物にすることで、自尊心を高めようし、その追求に多くのエネルギーを浪費する。他人を思いのままにしたいと考え、イエスマンやご機嫌とり、自分より弱い人たちで自分の周りを固めようとする。

「欠乏マインド」を持つ人は、チーム・プレーヤーになることは難しい。お互いの相違点や違いを、相手の反抗や反発と捉えてしまうからだ。

【豊かさマインド】の説明(P324)では、

「豊かさマインド」は、深い内的価値や安定、自尊心から生まれるものである。すべての人を十分に、あるいはそれ以上に満足させることが可能である、というパラダイムである。

「豊かさマインド」を持つ人は、その結果、威信、名誉、利益、権限などを、容易に人と分かち合うことができる。「豊かさマインド」はほかの人と接しながら、無限の可能性があることを認め、新しい創造的な代替案や第三案をつくり出し、選択肢を広げ、創造力を発揮するのである。「公的成功」とは、他人を負かすという意味ではない。それは関係づくりに成功することであり、かかわっているすべての人が相互利益を獲得することである。

公的成功は一緒に働き、コミュニケーションを図り、お互いが理解をし、成果を一緒に生み出すことである。それは各自ばらばらの、独立したパラダイムから達成できない結果に至ることなのだ。公的成功は「豊かさマインド」のパラダイムから自然に発生する結果である。

 

以上、「欠乏マインド」と「豊かさマインド」も「陰」と「陽」の関係にあたるのかも知れません。

冒頭の図表の「勇気と思いやりのバランス」のマトリックスを御覧いただきますと、よく分かると思います。

Win-Winを求める人は高い勇気と高い思いやりを持っている人であり、また「豊かさマインド」のパラダイムに生きる人でもあると思います。

一方、Win-Win以外を求める人は意識的、無意識的にかかわらず「欠乏マインド」のパラダイムに生きることが多い人といえると思います。「欠乏マインド」とは、これって「奪う愛」でしょうかね。厳しくいえば、貧乏神と親和性が高いということかも知れませんね。繁栄思考の「貧乏神を寄せ付けない方法」を学んだ効果が、『No Dealという考え方』の実践として、こうして出て来ているのかも知れません。

無意識に「欠乏マインド」(奪う愛)に生きる人って、誠に気の毒かと思いますが、自覚がないというか気がつかない事が多いようですね。「欠乏マインド」というマイナスパラダイムの脚本づけが強く、人生で経験する似たような局面でやはり同じパターンを繰り返していますから、そこは「反面教師」で学び、十分に気をつけたいものですね! もし、自覚がある人ならふつうは反省し「豊かさマインド」のパラダイムを意識するとか、常に気をつけ心がけたり、何らかの努力をされたりすると思いますので・・・。

No Dealという考え方 ・ 前編

 No Dealという考え方 ・ 後編

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