大阪屋 たてものブログ

秋の夕暮れと日常の中の非日常

R1012699-2☆昨日の仕事の帰り道。すでに肌寒いくらいの秋の「夕暮れ」で、ふと見上げると夕焼け・残照が天高い雲を美しくあかね色に染めていたので、心動かされあの雲を「撮ってみたい!」と思い、街中では画になる場所を探すも、なかなかいいフレーミング(構図)がとれず、「う~ん。どうしようかなぁ~」と少々考えていました。

カメラは、最近『bleach bypass』の写真を撮ろうと、ワイシャツのポケットに突っ込んで常時携行しているGRDⅣですが、残照の雲を染めたあかね色を写すために『bleach bypass』モードを普通の撮影モードに「即」切り替えて撮影準備・・・。

最終的には、苦肉の策というか仕方なしに「えぇい、電柱や電線も全部入れてしまえ!」と、シルエットにして電線をデザイン的に扱って・・・。と思って、最終フレーミング(構図)決めにうろついていたら、よく見ると、あれは2階の物干し場にタオルか何かまだ干し物が残っていて生活感もあり、これをアクセントにして完全にシルエット扱いにするのではなく、少しそれと分かるように撮影後のPCで明るさを調整し仕上げて・・・。ということを考えながら撮った1枚です。

あの雲を「撮ってみたい!」と思ってからわずか3分足らずの出来事で、その後10分程度でその光景は消えて、完全に夜の帳が降りてしまいました。

この写真そのものの客観的評価の良し悪しはどうか分かりませんが、自分自身では楽しく面白く過ごせた光景との出会い、心豊かな小さな出来事でした。

電線で「あやとり」をして遊ぶかのような、苦肉の策が功を奏し、日常の中の非日常を発見し「スナップ写真」撮影の楽しさが醍醐味が際だった機会ですが、綺麗に整った写真を撮りたいという自分の固定観念を捨てる(執着を捨てる)と、これはこれでよし。と、いった『逆もまた真なり』で、別の発想や別次元の『偶然を引き寄せる』(無我、無私、無執着)ことができました。

デジカメで「視覚的感性を磨く」と、発想が豊かになり、考え方や思考までも多様なものの見方や価値観違いの気づきを得られ、心に柔軟性を持たせることができるようになる感じがしますね。

 

対称写真事例はコチラ。

URL :
TRACKBACK URL :

*
*
* (公開されません)

大阪 阿倍野 大阪屋 不動産
Return Top