大阪屋 たてものブログ

撮る愉しみを倍増する方法

☆あらためて、2021年の12月より使い始めましたFuji X-E4のお話しです。もうすでに2年と5カ月が経ちましたね…。最初は、手持ちのGRⅡから、GRⅢかGRⅢxに買い替えたい、もしくは買い足したいと思っていたのですが、別に一度、Fujiのレンズ交換式デジカメを使いたいとも、思っていたこともあって、このタイミングでX-E4の登場は、正直、私にとって予想以上に良い展開で、未だに驚いています。

繰り返しになりますが、Fuji X-E4の本体ボディは、銀塩時代のライカCLやライツミノルタCLまたはミノルタCLE等の、デジタル時代の再来と言われるような、軽量小型でレンズ交換の出来る現役スナップシューターとして重宝しています。

そのカメラから醸し出す佇まいも含めて、私的に「愛機」と呼ぶにふさわしく、日常の記録から、仕事柄、建物全体や室内の撮影を普段使いの「相棒」としてスナップ写真撮影の愉しみを、飛躍的に向上させてくれています。

そこで、今回は「撮る愉しみを倍増する方法」として、少し書いてみようかなと思います。何かのご参考になれば幸いです。

このお話の前提として、ミラーレスのAPS-C機で「レンズ交換式」ということで、交換レンズをどう選ぶのか?というところで、

結論を先に言いますと、「広角端で近接撮影が出来る、ズームレンズを選ぶ!」ということです。

本日の昼食に、袋麺の「日清焼きそば」に、シャウエッセン2本と目玉焼き1つを作って食べたのですが、日常の軽い記録程度に、近接で撮ってみました。

使用するために選んだレンズは、広角系の標準レンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」を使用しまして、35ミリ判換算で、最広角の15mm広角レンズ( 35mm換算 23mm相当)の先端から、最短5cmのところにフォーカスが合いますので、目玉焼きを近接撮影で、接写してみました。

白身に小さな茶色のつぶつぶはコショウで、味付けには少々のアジシオを振りました。胡麻油少々で焼き上げて香りを出し、焼きそば上にトッピングしました。15mm (35mm換算 23mm相当) の広角ですから黄身を強調するようにパースがついて、より、立体感が出て写りました。

また、艶めかしく白身と黄身の焼け具合も、かなりリアルに写すことが出来ました。個人的には、黄身は半熟のトロトロ液体状態が好みなので、火を入れすぎてないところがポイントですが、見事にそれが写っています。

自らの意図というか、思いどおりに撮れると、そのレンズまでもが、愛着の湧くお気に入りのレンズとなります。つまり「愛機」のカメラ本体に対して、レンズをも、私的に欠かせない「愛レンズ」と、呼びたくなるようになって来るのです。

今度は同じレンズで、望遠側の最端45mm(35mm換算69mmの中望遠域)で、近接ではなく上から離して、被写体を歪ませることなく全体を撮ってみました。焼きそば全体を均一の大きさで撮るにはこちらの方が有効で、シャウエッセンや紅ショウガも写って、エスビットのパングリッパーの文字まで読み取れます。

同じレンズでもズームの「広角端」と「望遠端」の描写に違いがあることが分かったと思います。そうした「使い分け」があって、まずは、その被写体に応じた適切なレンズやズームレンジ域を選ぶことが大事で、それでどのような写り方(表現)を求めて、撮るのかをよく考えて撮る。と、いうことです。

まずは、同じ標準ズームでも、「広角端の近接撮影が可能なレンズを選ぶ!」ということが大事ですよ。と、言いたいのです。これが使えるようになれば、撮る愉しみが倍増するのは、間違いありません。

近接が必要だということで、いきなり単焦点のマクロレンズを買う前に、これから始めて、その効果を十分に確認してからでも、全く遅くはありません。

ごくごく身近なモノに向けて、とにかく近接撮影をするようになれば、自然と表現の幅が広がり、色々と近接撮影で撮ってみたくなり、自然と撮影枚数が増えるからです。

今回もご覧いただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。

※おまけ

この超広角系のズーム「SIGMA 10~18mmF2.8 DG DN」35mm判換算 15mm~27mmは、設計が新しく広角端で近接撮影が可能です。

SIGMAの謳い文句には、「ワイド端で最短撮影距離11.6cm、最大撮影倍率1:4を達成。優れた近接撮影能力により、超広角の画角を活かしたクローズアップ撮影といった幅広い表現を可能にします。 」とあり、

実際には、レンズフードの先端あたりまで近接撮影が可能なので、超広角端、35mm換算15mm相当の近接撮影の「付加価値」が、かなり高いと言えます。どうせなら、

超広角系のズームレンズも、最広角端で近接撮影が可能なレンズを選びたいものです。

「どのような描写をするのか?」色んな条件下の被写体を撮影して試しているところですが、現在のFujiのAPS-C機、Xマウントでの「超広角ズーム」を選択するとなると、総合でこれが一番だろうと思います。

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