大阪屋 たてものブログ

グレイン・エフェクト

☆「Fujiのデジカメを使いたいな~。」と、いうことで、約半年前からクラシカルな外観が特徴のレンジファインダー風APS-Cミラーレス一眼、X-E4を使いはじめたのですが、使えば使うほどに愛着も湧いてきて、今では、その性格もよく分かって、めっちゃ!惚れ込んでいるというか、実にええ感じの私的エブリディカメラでございます。

そんな中で、通常は「フイルムシュミレーションBKT(ブラケティング)」機能ONで撮影し、1枚シャッターを押す度に、1. プロビア(スタンダード) 2.クラッシッククローム 3.エテルナ・ブリーチバイパスの3枚のJPEG画が撮れるように設定しています。

その中の特に、3.エテルナ・ブリーチバイパスの彩度をさらに下げて、モノクロ調に近づけて、少しだけ色を残した画(色調)で、 最近はスナップ写真することが、自然と写真的な視覚世界が広がって楽しいんです。

本日は、今まで喋ったことを前提にして、そこから、さらに「グレイン・エフェクト」をプラスして「画作りを試してみました!」というお話しです。

グレイン・エフェクトは、デジタル画像にあって、あたかもフィルムで撮った写真かのような「粒状感」を再現して、疑似フィルム調のザラザラ感のことを指しています。 このX-E4のグレイン・エフェクトには強度の強・弱と、粒度の大・小が選べるようになっていて、今回は、強度の弱と粒度の小を選択しました。

冒頭の写真は、工場跡地の解体工事現場の最終仕上げの状況にたまたま出くわしたので、最後のガラ(壊したコンクリート片)を片付けている様子を、橋の上から俯瞰して1枚パチリと撮ってみました。

デジタルではツルンとしたキレイな画で記録されるのが通常ですが、工事現場特有の「埃りっぽさ」が出にくいので、このグレイン・エフェクトを上手に使えることが可能ならば、「埃りっぽさ」が、よりリアルに表現できるのでは無いかと考えた次第です。

いかがでしょうか?

以下、グレイン・エフェクトによる「埃っぽさ」を感じさせる写真10点です。作例として、ご覧いただけますれば幸いです。

大正区の尻無川の左岸を下って行きます。

松田優作さんの「探偵物語」を思い出しました。そう、この時の6枚目の写真の場所ですよ。借主が、探偵さんに代わったのかなぁ~。

米海兵隊風ボートですかね?

尻無川の水面より、住宅街の方が低いですね~。

台風による「高潮」や南海トラフ大地震の際の「津波」には、要注意な場所であることが、実際に見るとよく分かりますね。

古いコンクリートや錆びた手摺りも・・・。

こうした半逆光の時ほど、埃っぽく見えるような感じですね!

巨大な鉄板の錆々もまた、ザラッと埃っぽい感じが出ている感じですね。

今回もご覧いただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。

※追  伸

プロビア(スタンダード)のデフォルトで、これが1番見た目に近いですね。

訂正:よく見ると、ベルビア(ビビッド)のデフォルト設定になっていました。道理で、あまりに彩度が高くて、X-E4のフィルムシュムレーションBKT設定を再確認しましたら違ってました。訂正いたします。

クラッシッククロームのデフォルトです。

ネタばれ的にご説明差し上げますと、このエテルナ・ブリーチバイバスのデフォルトから、モノクロ写真に少しだけ色味を残した仕上げに加工調整して、冒頭の写真の様になる!ということです。まぁ、渋カッコよくエテルナ・ブリーチバイバスをモノクロ調の色調で使いたい!と、思う今日この頃です。

RAW現像のような面倒くさいことをせずに、フィルムシュムレーションで、簡単に、JPEGで私的に思うような色調に追求していけるところがよいんですね。

ちなみに、※追伸の3枚写真には、撮影前にカメラ内で設定したグレイン・エフェクトの 強度の弱と粒度の小が、はじめから効いています。

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