大阪屋 たてものブログ

天東2-1の住宅倒壊

☆ちょっとだけ「危機管理」のお話です。令和3年6月25日金曜日は、お昼から中央区の物件現場と中央区役所、大阪市役所へ物件調査しに行って来たのですが、この日は朝からヘリコプターの旋回して飛び廻る音が1日止まなかったんです。

「何か事故か事件が起きたには違いない。」とは、思っていたのですが、26日の昼過ぎにyoutubeで【読売テレビニュース】衝撃…大阪・西成区で住宅が相次ぎ倒壊 隣接地で建設工事中で掘削も…いったい何が起きたのか?(6:56)を観て、思いの他近所での出来事だったと知りました。

今回の正式なこの記事のタイトルは『西成区天下茶屋東2-1の住宅倒壊』です。短縮表記しています。

自転車で15分もかからない所だったということもありますし、数年前にこの隣地の土地所有者様からアドバイスを求められた事もあって、記録の為にカメラを持って出かけたので17:05頃から20分程度、事故現場を歩いてみました。

ちょうどこの場所のストリートビュー部分の奥側の住宅倒壊、崩落ということです。

ご近所の方や、やじ馬やyoutuber、

報道関係者等の多数の方々が、あとは時間の問題となった、残りの3階建の建物の倒壊のその瞬間を収めるために、業務用のビデオカメラをこうして構えていました。

怪我人が出なかったことは幸いです。

ここは上町断層の真上の崖で、高低差は15mはあるとされています。今回の事故とは直接関係ないものの最近は「水害ハザードマップ」が市区町村に置いてあって、不動産業者も「重要事項の説明書」にその資料を添付し、説明する項目が盛り込まれて来ていますので、それ以外にも、その地勢の状況もよく理解した上で、それらに対応する「危機管理」意識をもって、非常用持ち出し袋くらいは、用意して備えておきたいものだな!と思いました。

個人的には、この写真の上の白いガードレールとフェンスの上あたりが、美しい落陽を撮れるビュースポットで、過去に「いつ観ても美しい落陽」という記事を書いたこともある所ですが、今回の住宅倒壊事故は、根本的に崖の先端で狭小地、脆弱な地盤、ひな壇状になっている石積の2重擁壁の老朽化が原因と思われますね。そのうち一級建築士などの専門家が詳細解説をして原因を明らかにすると思います。

身近で、街の真ん中でもこういう事故が起こりうるので、注意喚起の必要性を感じましたので、記事にしてみました。

極端に怖がる必要も無いのですが、少しの心がけと少しの備えで、心に余裕ができることも確かだと思います。

今回もご覧いただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。

※参考 ハザードマップポータルサイト

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