大阪屋 たてものブログ

続・春の香の梅林

☆令和3年2月27日(土)晴れ、午前中は仕事で、午後からになりますが、14:30に外出で再び大阪城公園の梅林に向かいましたよ。

前回のお写ん歩で「セルフフォトセラピー」+春の香の梅林の「芳香療法」では、撮影はとても楽しめましたが、舌足らずというか、時間が少なくて、自分の撮影イメージの中で描き切れなかった部分を補足するために、今回の続編を撮ってみました。全般的に、花の状態が思いの外良かったということも動機としてあります。

最初に場所の全景を1枚。真ん中の遠景には、お皿を伏せたような屋根の城ホール、その右にはホテルニューオータニがあって、さらに奥にはOBPのビル群が見えていて、これもどこの梅林か特定できますよね。

まずは、人だかりが出来ていたピンク色の梅から撮り始めます。

典型的な日の丸構図です。(笑)

これは被写体とその背景によりますが、人も多いし、この30mmマクロのワーキングディスタンスが短かすぎ(花に極力近づいて撮らないといけない)なのとワイド(背景の処理が猥雑になる)すぎて、この場合、変化のあるフレーミング(構図)は撮りにくく難しいですよね。私的には、もう少しワーキングディスタンスの長い中望遠50mmマクロの方が扱い易いですかね。もしくは本格的な望遠マクロが撮り易いでしょうか?

強引に極端に花を下の方にもっていき、何とか背景をぼかしてみました。

典型的な透過光を利用した撮影で枝全体を撮ってみました。梅の花びらが薄い1枚ものが効果的でとても美しく透明感が出ますよね。

確かに透過光で撮ることを中心に考えますが、このようなつぼみは順光で撮る方がいいでしょうね。透過しないですからね。ここで透過光だけに執着することなく順光での表現も少し考えます。

これも順光で、紅梅の背景を木の葉の緑と空の青にして、「補色」や「反対色」を考えて撮ると美しいです。さらに、C-PLフィルターを装着して、空の青を強調することも考えられますね。

そして、もう1枚同じように順光で背景を空に・・・。さらに、向かって右側に回り込んでみます。

右側に回り込んでみると、多くの方々がこうして、カメラ、スマホで撮影を楽しんでおられる様子がよく分かります。この写真そのものでも、花+人のスナップ写真を追求していくことも考えられるのですが、「できるだけ人を避けて梅の花だけを撮りたい!」という気持ちがあるので、ここは光線状態が逆光でどう写るか?を見ておくだけにします。

また、写真右下のように、足元には柵があってロープが張られていて、植え込みの中には入れないこともあって、こだわりのフレーミング(構図)を取り難いのがネックで、ワーキングディスタンスの短い30mmマクロでは特にそれが強調されますね!

田舎や山間部の梅林に行くと、柵やロープなど境目が無く植え込みとも一体となっていて、どの角度からも極限まで梅の花に近接できるので、ワーキングディスタンスを一切気にせずに、自由に撮れる所もありますけど・・・。

そうした制約によって、次に違う発想で別のバリエーションで撮ってみます。沢山の梅の花があるので「春の息吹、春の香の気の張り、群生する梅の花の生命力そのものを撮ろう。」ということで、ある意味「構図無視」で撮ってみましたよ。いかかでしょうか?

梅の花は冒頭の写真のように、繊細に美しく撮るのが好まれる傾向にあるので、通常はこういう発想の撮り方はしないと思うのですが、豊富な花の量と花の状態が良いので、勇気を出して「失敗しても構わない!」という思いきった撮り方にトライしています。その撮影者の思いや考えが、素直に写真に出る、反映するものだと思います。

習字にたとえると、楷書からあえて行書に書体を変更するようなものかも知れません。楷書(見た目を整える・かたち)に執着しないで、崩して書く行書(撮りたいものの本質に向き合う・対峙する)で描くのもありです。特に自由な写真ではありですね。

そして、再び透過光で撮れる花を探していきます。

時間の経過とともに、太陽光が斜めにゆるやかに射し込んで来て、繊細に透過光で描けるようになって来ますね!

また、マクロレンズも標準マクロ、中望遠マクロ、望遠マクロとありますが、今回使った標準マクロもある程度、ワーキングディスタンス(寄りの感覚)を体感出来て、それなりに良かったかなとも思います。

続いて、桃も、桜も、気分が良ければ何らかのテーマ性を持って、描いてみたいですね!

「これいいねぇ~」と思える、お気に入りの1枚があれば幸いです。

今回もご覧いただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。

つづく。



URL :
TRACKBACK URL :

*
*
* (公開されません)

大阪 阿倍野 大阪屋 不動産
Return Top