大阪屋 たてものブログ

☆摸写 手塚治虫先生の「バンビ」

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「セカイに飛び出す 日本のおもちゃ・マンガ・アニメ展」 りんくうタウンの関西エアポートワシントンホテル2階に、写真取材(個人の)に行ってきました。(平成24年4月4日水快晴・カメラはPENTAX K-5 +18~135mm) 

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 その中で、今回の記事は、北原輝久さんの鉄腕アトム(手塚治虫先生)のコーナーを、特にピックアップしてみました。

 写真撮影およびブログ掲載許可を、ご許可いただいております。

 手塚治虫先生のお話で、とむすけが最近知ったもので、特に重要と思われるもので最初に浮かんできたのが、創造の法の一節(P147~150まで、青字と赤字強調で表しました)です。 以下、抜粋を掲載します。 

 日本のマンガ家の代表的な存在であり、日本のアニメ製作のスタートを切った第一人者は手塚治虫でしょう。 

 彼は、大阪大学の医学部を出たインテリで、マンガ家の地位を非常に高めた人だと思います。

 手塚治虫は、もちろん、仕事を一生懸命やっていたことは間違いなく、ものすごい量のマンガを描いています。 これだけの量を描けた背景には、何があったのでしょうか。 

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 それは、「彼が仕事で何をしていたか」ではなく、「彼が休みのときに何をしていたか」を知るとわかります。

 「手塚治虫は一年間に映画を三百六十五本も見ていた」と言われています。

 意外なところに創造のヒントはあるのです。

 「年に三百六十五本」ということであれば、一日一本の割合です。 ただ、今のようにDVDなどがある時代ではなかったので、毎日、彼が映画館に見に行っていたかどうかは分かりません。

 映画を見る日には、まとめて何本も見ていたのかも知れませんが、一年に三百六十五本の映画を見ていたそうです。 気分転換を図ってリラックスするために映画館へ行っていたとしても、それは単なる休養ではないのです。 

 仕事の着想を得るために行っていた分けです。 

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 映画を三百六十五本も見ていれば、そのなかに、いろいろな物語やストーリー、登場人物を次から次へと思いつくための材料があることは、ほぼ間違いないでしょう。

 それをどこから取っているかは、本人が言わないかぎり、映画を全部見ている人でなければ分からないので、非常に独創的であるように見えるのです。 

 彼は水面下では、そういう努力をして、ディズニーの有名な映画「バンビ」については八十回も見たと言っていました。 

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         ↑これが、その貴重なバンビの原画です。

 普通は、なかなか八十回も見るような人はいないでしょう。 それだけの繰り返しを見ることによって、アニメのつくり方のようなものを隅から隅まで研究し尽くしたのだと思います。

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  ↑一流のマンガ家の一団が、この世に出て大きな仕事をなされて来られたのでしょう。  

 「日本のアニメの草分けの様な人でも、実際に、それ相応の努力はしているのだ」ということを知らなければいけません。

 私は、生前の手塚治虫に一回だけあったことがあります。私が東京大学の教養学部に在籍していた時代に、駒場祭に手塚治虫を呼び、九百番教室という所で『正義の味方』という演題で講演をしてもらったのです。 

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 彼は、いろいろなマンガを黒板に描いて、面白い話をしていました。 そのときに近くであったことがあるのですが、面白い方であり、「発想がずいぶん変わっているなあ」と感じたことを覚えています。 

 正統派の秀才としても十分に通用する様な人が、違った視点、異質な視点を持つと、発想を生んでいく原動力になりやすい」ということが言えると思います。


 今回は、手塚治虫先生「バンビ」の摸写の貴重な原画を拝見させていただけました。

 まずは、この企画をツイッター上でお教えいただいた宮地久子様(うさクロンの師匠)に感謝。

 そして原画を残して公開してくださった、北原輝久さんに感謝。

 「セカイに飛び出す 日本のおもちゃ・マンガ・アニメ展」のスタッフの皆様のご厚情により、写真撮影とブログ掲載のご許可と、さらに手塚治虫先生「バンビ」の摸写の貴重な原画ことをお教えいただき、「これをお撮りいただくといいのでは」と、そこまで丁寧、詳細に、お教えいただけ、大変ありがたかったです。 心より感謝いたします。

 取材をお許しいただきました天上界にいらっしゃいます、手塚治虫先生に心より感謝いたします。

 創造の法の一節を学ぶ機会をいただきましたこと、主エルカンターレに心より感謝いたします。

 今回の記事を御覧いただけました皆様も、本当にありがとうございました。m(_ _)m

 

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