
☆たとえば、枕草子では「春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて。」と、季節の「趣」を特に感じることの出来る・ひ・と・時・を表しているものと思いますが、その典型的な「秋は夕暮れ」の晩秋の写真です。(令和7年11月14日)
いつもの千本松渡船場の西成は南津守側から、川下(西)に向かって新木津川大橋遠望で、シルエットにしながらの落陽です。

渡船は、愛しの「はるかぜ」です。
被写体としては、何度も何度も、くり返しくり返し、撮影している光景です。でも、まだ、不思議と撮り飽きたことはありません。

たまたま、夕活でスーパーに買物に出かけたところ、「これは!」と、空を見上げてみると、夕照感と空気も澄んでいて撮れそうな予感、すぐさま千本松渡船場に向かいまして、この様に、撮らせて頂くことが出来ましたよ。

どちらかと言うと、感傷的でありながらも穏やかな気持ちに誘う落葉のひとときでした。多少なりとも、ちいさな感動が伝わりますれば幸いです。
こうした季節の非日常のひと時を体験し、ちいさなちいさな感動をする。写真に撮る。と、いうことは、心の内の、特に「感性・悟性」の領域によい刺激を与える。と、いうか、「情緒」の部分に潤いを持たせ養うことが、人の気持ちを理解する、斟酌する事に繋がるのでは無いか、つまり、共感力、イマジネーション力、想像力を、間接的に耕すことになるのだろうと思います。
今回もご覧頂きまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。




