
☆本日は、令和7年10月4日土曜日、天気は曇りのち小雨で、気温が23℃です。今回は、現代の四正道の愛、知、反省、発展の「知」にあたる経典です。
さて「知的正直について」を読み始める前に、いつものようにパラパラパラ ~パラパラっとページをめくって、直感を働かせて見始めるのですが、
知的好奇心が広がれば広がるほど、分からないことが増えて来るのです。
だから、知的好奇心が少ない人はわりあいすぐ‘‘出来上がる‘‘のです。砂場遊びみたいなもので、「砂場は征服した」「この砂場についてはもう、あらゆることを知っている」といっても、まあ、砂場は砂場です。幼稚園の砂場はそれ以上のものではないので、それで河原を全部征服したわけではありません。
だから、知的欲求が強い人や知的関心が強い人は、「分からない」ということは多いのです。(知的正直について P94の4~10行目)
を、目にしてみて、いつもながら自分が思っていたことの疑問の回答が得られたことです。それは、「すぐ‘‘出来上がる‘‘というのは恐ろしく怖いことだ!」と思うのと、ある物事を「知れば知る程に分かるはずなのに、分からないことが増えてくる。というパラドックス(逆説)が発生する」というものです。
だからこそ、HSで説かれる教えには、逆説(「逆も真なり」のような解釈)が非常に多いので、それも言外の意に読み込んで「逆もありうる」くらいは、最低限、最初から物事を考えて読む必要がある。ということでしょうか。
『冬場におでんとアイスクリームを同時に売れ』(知的正直について P243 7行目)
の様な、たとえ話のオチがその後に続くのです(笑)が、
売れないものだと思い込んでいる人には、どうしたって「アイスクリームも冬に売るというのは納得がいかない」と岩盤みたいに頑張っている人がやはりいるわけです。(知的正直について P244 1~3行目 )
たとえば、夏の酷暑時のラーメン店で流行っているところなんかは、ふつうに考えて、夏場は売り上げが落ちるので、冷やしつけ麺を出したり、その専門店に特化したり、それでも熱々のラーメンそのものを売ろうとするならば、
店の冷房を急冷強風で極寒の店内を意図して作って、椅子に座って5分も経たないうちに寒くて仕方ないような状態で、確かに電気代はかかるものの、快適に美味しく熱々のラーメンを食べて貰う努力をして、「お客様の立場に立って考えている」ということなので、
そういった意味で、ステレオタイプ(岩盤みたいに頑張っている人)な固定観念で固まった思考しか出来ないようでは、それは最初から難しいことだし無理だ。と、言わざるを得ないですよね…。
「2階に上がろうと思えば、梯子を思いつく」の正反対で「2階に上がろうとも思わなければ、思い付きすらしない。愛という触媒を得ることよって、砂金を集めるということ(たとえ)も理解不可能だ。」と言った事になるので、常々発想を豊かに、頭も心も柔軟に対応していきたいものだと思いますね。
今回もご覧頂きまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。