大阪屋 たてものブログ

商店街の白雪姫

☆おお、こんなところにグリム童話の「白雪姫と七人の小人たち」のシャッター画を発見!レトロでノスタルジックな、いわゆる昭和なシャッター画は「絶滅危惧種」に違いないので、たまたま帰り道に通りかかった偶然に感謝しましたよ。

まずは、共時性(シンクロニシティ)よろしく、ここ「生野本通中央商店街」を通行中の仲の良いカップルを写し込んで、弱セピア調でまとめてみました。

いつものSONY NEX-5T+E PZ 16~50mm f3.5-5.6 OSSの標準ズームレンズで 、Picture Effect の Rich-tone Monoで撮りましたよ。

ただ、Rich-tone Monoは、「一発必写」で撮るしか方法はなく、連写モードは使えません。1枚写すと次に撮れる状態になるのが3~4秒は後にはなります。スナップ撮影現場では、この待ち時間が異様に長く感じられるものです。

やっぱり、モノクロームでまとめる被写体だ。と、感じるものがあって、

次に、同じくお買い物カートのおばさんを写し込んでみましたよ。

明暗差が大きい被写体で、画像の左右が白飛び不可避な状態なので、それなりにまとめるしか方法はありません。どちらかというと、「ハイコントラストモノクロ」に近いテイストに仕上げました。

明暗差のメリハリがよく出て、下町の泥臭さも同時に表現されるかの様ですね。

肉眼に近いカラー画像では、この様な感じで見えています。

こうしてカラーはカラーで、「複写」して「記録」に残しておけばよいのですけれども、モノクロ作品的にまとめるのが一番似合うと思いますもので。印象として「記憶」に残すのが後者ですね…。

帰ってから「メガネセンターニコー」さんを、ネットで調べると、案の定というか、やっぱり、すでに閉店していました。そう言えば、先日の「メガネの谷さん」のことも、少し思い出しました。

こうして、一期一会のスナップ写真撮影の機会って、ほんと貴重に思います。直感的に、これは!と、思える、被写体あって成り立っているものなので、それはありがたいです。

まず、その対象を関心を持って注視してみて、写欲が沸くというか、心動かされる事実を発見し、それをどのように撮るのか考えてみて、向き合う、対峙するというプロセスがあります。

自転車のライトを照らして走って下さるっていうのも、添景としては一段と面白さを増して有難いですし、

たまたま、画面を左から右へと横切ろうとする、日傘をさしたおばさんなんかも、季節感を含めすごく似合ってる感じですね! これぞ、シンクロの醍醐味ですよね!

街の商店街の一角のすでに役割を終えた店舗、白雪姫のシャッター画に、スナップ写真撮影で再スポットを当てるが如く、諸行無常の世の中にあって、小さな小さな気づきや発見!が、その被写体に向ける柔和な眼差しや、優しい気持ちが愛なんですよね…。

今回もご覧頂きまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。

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