☆WIN WIN (ウインウイン)の考えについて、やはり、もう少し説明をしておきたいと思います。というのは、情報(化)社会対応のひとつの必修の「考え」と、強く思うからです。
と、その前提をご説明させていただきましたので、その中味をみていただきましょう。
■WIN WIN (ウインウイン) 自分も勝ち相手も勝つ。それぞれの当事者がほしい結果を得る。(P301~2)
「WIN WIN (ウインウイン)は、すべての関係において常に相互の利益を求める心と精神のことであり、お互いに満足できる合意や解決策を打ち出すことである。
WINWINによって得た解決策では、すべての当事者が心から納得しており、合意した行動計画を実行しようと決心している。
WIN WIN (ウインウイン)は、人生を競争ではなく、協力する舞台とみるパラダイムである。
しかし、ほとんどの人は人生を、強いか弱いか、厳しいか甘いか、勝つか負けるか、食うか食われるかといった具合に、「二分法」で考え勝ちである。
この考え方には、基本的に欠陥があると思う。それは原則ではなく、力関係や地位に基づいているからだ。
WIN WIN (ウインウイン)の考え方は、全員を満足させるに十分な結果があるはずだ、というパラダイムに基づいている。
ある人の成功は、他人の犠牲にしなくても達成できるという考え方である。
WIN WIN (ウインウイン)とは、当初それぞれの当事者が持っていた案ではなく、全く新しい第三案の存在を信じることであり、相手や自分の考え方に限定される必要はなく、より良い方法があるはずだと確信することである。」
この赤字の部分で、
常に相互の利益を求める心と精神の関係において、どれだけそうした新しい第三案の存在を信じ、確信できるまで、「発想」しつづけること…。
そうしたことが、今後のビジネス社会に強く求められる「愛」とか「サービス精神」のことで、ある種の知的な「創造」が求められるのだと思います。
たとえば、
■WIN LOSE(ウインルース) 自分が勝ち相手は負ける。(P302~305)
という、脚本付けで
「ほとんどの家庭」 弟と姉を比較したり、そういう比較に基づいて忍耐、理解、愛などを出し惜しみすれば、子供はWIN LOSE(ウインルース)を考えるようになる。 愛を条件つきで示す場合、子供は、愛は努力しなければ手に入らないものだと考えるようになる。その結果、子供に伝わるメッセージは、お前は本来価値ある存在ではない、愛されるに足る人間でもない、というものとなる。
「スポーツ」 勝つことは相手を負かすことにほかならない、勝者と敗者に分けられる大きなゼロサムゲームだという根深いパラダイム形成をしてしまっている。
「法律制度」 人間関係に何らかの問題が生じると、人は多くの場合、それを裁判所で解決しようとする。しかし、裁判沙汰になると、双方の当事者は防衛的になり、創造力も協調性もなくなってしまう。 法律は必要もちろん必要だし、それがなくては社会の秩序は保てないだろう。 法律の考え方は敵対関係に基づいているからである。
最近の傾向として、裁判所に頼らずにWIN WIN (ウインウイン)を考え、調停や交渉で問題を解決しようとする傾向がこの問題に対する意識の高まりを示している。
と、あります…。
☆たとえば、「法律制度」のところで、現実に当社にお越しいただくお客様で何らかの不動産にまつわる「問題解決」を求められる方にも、よくお話しし、とりあえず、その解決の道筋だけは、きっちりと、お伝えするのですが、
一般社会法人 総合紛争解決センターで「裁判外紛争解決機関」ADR(新しい法律)を使って、種々の「問題解決」を、低コストで公平迅速に行うアプローチ方法があり、当社、津田修身不動産鑑定士顧問が、不動産鑑定士の立場で立ち上げプロジェクトに参画していることもあり、お客さまが有効にお使になられるように、アドバイスサポートさせていただいていますが、
これは、まさに、「法律制度」上でWIN WIN (ウインウイン)の考えを、最先端の概念で行おうとしているものですね。
「家庭」や「スポーツ」で起こる、WIN LOSE(ウインルース)の脚本付けに、対しては、そうしたWIN WIN (ウインウイン)の考えやWIN LOSE(ウインルース)に関しても、
まず、パラダイムの話から入って、その違いを理解して、目からウロコの体験をしていただいて、ようやくWIN WIN (ウインウイン)の考えにパラダイムシフト…。
していただけるよう最善を尽くしていますが…。
お客様はいろいろ行きつ、戻りつもされますから、
これが、結構大変で、時間もパワーもいるんですねぇ~。
従来の街の不動産屋のおやじさん的思考だけでは、到底こなせない仕事部分が含まれて来ています。(苦笑)
それでも、頑張って乗り越えていこうと…。
このフォトログは、とむすけの「奮闘記」でもあるんですねぇ~。
時間があけば、書いていきますね♪