☆でかける時間が遅くなったので、よく分かっている飛鳥川(明日香川)をフォトウォーキング(写真は甘樫丘から石舞台)してみました。平成25年1月23日(水)天気は曇。 カメラはPENTAX K-5+18~135mmの標準系ズーム1本です。
本当は春の明日香が好きなので、少々春が待ち遠しい感じもあります。 が、冬枯れのこの季節に撮影するテーマとしては、結構、難易度が高い方の「撮影」の部類に入りますでしょうかぁ。 そういう写真にトライすのもある意味また楽しいものですね。(^o^)
それでは、飛鳥川(明日香川)を、肩の力を抜いて、ゆっくり、じっくりと、リラックスいただいてお気軽に御覧下さいませ。m(_ _)m (万葉の専門家、増山佳延講師の「歌」の動画解説あり)
飛鳥川(明日香川)のいい表情を探しながら、ゆっくりと歩いています。
↑巻10-3267: 明日香川瀬々の玉藻のうち靡き心は妹に寄りにけるかも (作者未詳)
万葉集の川の中で、この飛鳥川(明日香川)が一番歌を多く詠まれた↓ようです。
巻2-194: 飛ぶ鳥の明日香の川の上つ瀬に生ふる玉藻は…….(長歌) (柿本人麻呂)
巻2-196: 飛ぶ鳥の明日香の川の上つ瀬に石橋渡し…….(長歌) (柿本人麻呂)
巻2-198: 明日香川明日だに見むと思へやも我が大君の御名忘れせぬ (柿本人麻呂)
巻3-325: 明日香河川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき恋にあらなくに (山部赤人)
巻3-356: 今日もかも明日香の川の夕さらずかはづ鳴く瀬のさやけくあるらむ (上古麻呂)
巻4-626: 君により言の繁きを故郷の明日香の川にみそぎしに行く (八代女王)
巻7-1126: 年月もいまだ経なくに明日香川瀬々ゆ渡しし石橋もなし (作者未詳)
巻7-1366: 明日香川七瀬の淀に住む鳥も心あれこそ波立てざらめ (作者未詳)
巻7-1379: 絶えず行く明日香の川の淀めらば故しもあるごと人の見まくに (作者未詳)
巻7-1380: 明日香川瀬々に玉藻は生ひたれどしがらみあれば靡きあはなくに (作者未詳)
巻8-1557: 明日香川行き廻る岡の秋萩は今日降る雨に散りか過ぎなむ (丹比真人国人)
巻10-1878: 今行きて聞くものにもが明日香川春雨降りてたぎつ瀬の音を (作者未詳)
巻10-2701: 明日香川明日も渡らむ石橋の遠き心は思ほえぬかも (作者未詳)
巻10-2702: 明日香川水行きまさりいや日異に恋のまさらばありかつましじ (作者未詳)
3267: 明日香川瀬々の玉藻のうち靡き心は妹に寄りにけるかも (作者未詳)
巻19-4258: 明日香川川門を清み後れ居て恋ふれば都いや遠そきぬ (作者未詳)
この赤字の二歌を、もう少し下↓で、増山佳延講師の動画による詳細解説があります。 お楽しみに。(^o^)
いい表情とは、何かアクセントとなるような特徴のある部分を探して、愛でるみたいな感じでしょうかぁ。
ナンテンは音が「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信がある。福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれる。
特に【聖徳太子ご誕生所】の橘寺のナンテンなので、やっぱり、縁起良く、御利益もありそうです。♪
どうかこのフォトログを御覧のあなた様に『難転』のパワーが宿りますよう!に。 聖徳太子様よろしくご指導お願いいたします。m(_ _)m
↑巻7-1380: 明日香川瀬々に玉藻は生ひたれどしがらみあれば靡きあはなくに (作者未詳)
↑万葉の専門家、増山佳延講師の【動画の解説】です。 雰囲気はとてもよく分かりますよねぇ。(^o^)
巻10-3267: 明日香川瀬々の玉藻のうち靡き心は妹に寄りにけるかも (作者未詳)
こんなに靡(なび)き合っているから、ふたりの仲(この恋)は上手く行くよ。
相聞の歌 巻7-1380: 明日香川瀬々に玉藻は生ひたれどしがらみあれば靡きあはなくに (作者未詳) しがらみがあるから、あなたが私に寄せている思いは成就しませんよ。
動画で解説があったように、日本は一般の庶民も歌を詠みそれを伝承して、万葉集が編纂されるくらいの、文化的に高い土壌にあるのだということを、再認識させていただきました。
いかがでしたでしょうか。
飛鳥川(明日香川)お散歩のリラックス感が伝わりましたでしょうか?
今回も御覧くださいまして、ありがとうございました。m(_ _)m
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