☆では、続きをいきますね。やはり『ハイコントラスト白黒』に絞り込んで掘り下げて撮影すると面白いです。いつもはカラーですから、モノクローム写真は新鮮に映りますね。
森山大道さんのモノクロームの写真の世界観、解釈は
【モノクロームの世界は「夢性」帯びているから、「象徴性と抽象性」を持っている。結局モノクローム写真の表す世界そのものが、すでに「異界」の光景「異界」風景以外の何ものでもないインパクトを放っているからだと思う。
つまり、ぼくも、そしてモノクローム写真を眺める人々も、写された事象そのものを見るだけではなく、始めから転写された「非日常」を突きつけられて、一瞬、白と黒のグラデーションに純化された映像への想像力が働き、異界との遭遇、もうひとつの現実を経験するのだと思う。】
とあり、「なるほどなぁ~。」と。
私があえていうと、これは撮影から作品発表、そして森山さんのモノクロ写真作品を見た数々の人の反応を長年フィードバックして得られた「実感」を森山大道流にイロっぽくカッコよく言葉にすると、そのようになるということなのだろうと思います。確かに「含蓄」のある言葉ですよね。
ある意味、昔の30年以上の前の銀塩モノクロ写真撮影が、デジタル化し現代に蘇り『再び手元に返ってきたような不思議な感じ』がしています。昔の陰陽道が『現代の陰陽道』にリニューアルされて再び掘り下げ学んでいるかのように・・・。
撮影時点で「色」を意識して撮らなくてもよくなり、逆に明暗+-のコントロールをどう扱うと、思った印象が写真に「のる」のかを多少意識するだけで、すぐにでもあとにでもいつでも写した「画」を液晶画面で「即」確認できること、銀塩とは違いデジタルで沢山撮っても「コストパフォーマンス」が高いことも本当にありがたいことです。が、これを安易にとらえて「撮影」に臨むと、失敗する可能性が高いのもまた事実だと思います。
そして、この「高倍率ズームレンズ」がとても便利で、時と場合に応じて気楽に臨機応変に「ぶるんぶるん振り回して」サクサク撮れるのが特徴のようで、そうなると実に肩のチカラが抜けて「スナップ写真」撮影ができて楽しくて面白いですねぇ~。(笑)
お楽しみいただけましたでしょうか?何らかの「気分転換」や「ご参考になる」ところ、心地よく「触発される」ところ等がひとつでもあれば幸いです。さらに、上手に賢くご活用いただきお役に立てることがあれば大変ありがたく思います。
今回もご覧いただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。
これからまた仕事に集中です。