☆「未来創造の経済学」のハイエク先生の公開霊言を読ませていただいて、とむすけが心惹かれたところを抜粋し、記憶に残しておこうという趣旨で、記事にしたいと思います。(時間をみつけて抜粋していこうと思います。)
P26 大きな政府になりすぎている!
「今、現政権について、あるいは現代の日本について、私の考えがどうであるか」ということを問われるとするならば、日本という国を見る限り、少なくとも「大きな政府になりすぎている」という一点は、どうしても外せないと思います。
「大きな政府ができれば、自分たちの面倒を見てくれる」という考え、そういう福祉国家ができることに一種のユートピア幻想を持っている人が多くいます。
「それは、自分たちの自由の死を意味し、自分たちの未来を特定の人たちに預けてしまうことになる」ということを、理解していない人が数多くいるのです。
善意を持って行動しているように見えながら、結果としては、やがて、それがやってきます。あなたがたの自由はなくなり、圧政がやってくるわけです。
少なくとも、今の経済システムと政府の方針が続く限り、いずれ、国民各人が五十パーセント以上の税率で税金を負担しなくてはいけなくなる時代が来るのは、もう時間の問題です。
五十パーセントの税率で税金を取られ、それでも、経済活動に励める人というのは、よほどの忍耐力の強い人であり、普通は、まず、やる気が失せてきます。
そして、だんだん、闇経済、アンダーグラウンド経済が流行るようになってきます。
人々は、政府に把握されないような経済活動をたくさんしたがり、それを実行するようになってくるのです。
正直者がばかを見る社会が、もうすぐやってくるはずです。
「今、これが、理解されないままに進んでいる」ということを、大いに危惧します。それは動機が善であるだけに悲劇を感じます。
悲しいことに、「みなさま一人一人の面倒を見ます。全部、国家が引き受けます」と政府がいった結果、やがて国民が地獄を見る事態になっていくことに、やっている当の本人たちが気づいていないのです。
「人の理解力はそこまで届かないものなのか」ということを感じます。
ロシアがフラット・タックスを導入するにあたり、正直に申告すれば、いままでのアンダーの部分を追及しないとやったところと相当の申告があり、フラットタックスへうまく移行したようですね。
国民が理解不能な細々とした税理士しか理解できないような騙し的な今の税制度はやめるべきですね。
現在、基本的に税務署は性悪説に基づいた考えで、納税者をみているし、ほとんどの税理士先生もその体制に逆らえずやむなくという感じですね。
結局、貧困ビジネスなどに代表される闇経済が横行して、正直者がバカをみるようになる。
勤労意欲の減退が加速し怠惰な、ドヨンとした何ともいえない重苦しさや、経済社会の腐敗感が何十年も日本を覆うことになります。
日本の知性渡部昇一先生も、ずいぶん昔から、10%でいいと言われていますしね。
今の税制も早くやめて、極力ちいさな政府をめざすべきですね!