☆来年から、使用してみようと用意しましたSIGMA fp +45mm F2.8 DG DN Contemporary のキットを、いつものポタリングコースでテスト撮影をしてみました。初めてですので、JPGでスタンダードのみの撮影です。
こんな感じで使用します。新品ではあるものの、ただし、発売されてすでに4年が経っています。未だ35mmフルフレーム機では世界最小・最軽量で、高画素機のfpLも後から出て、併売している状況です。サードパーティー製のハンドグリップ(ウッドサイドグリップ)は、黒檀製のダークブラウン色で別途装着した状態です。
なぜ、今か?というと、製品レビューの評価がすべて出尽くしていて、長所、短所が完全に分かった上で使えるからなのと、発売当初と比べて値段がこなれて来ていて入手し易いからで、あとは、自分の撮影スタイルに合うかどうか?の相性だけの問題ですね。
ファーストインプレッションとして、まずは、千本松渡しの木津川で明るいグリーン色のクレーン船が、川上から川下へ通過する様を撮ってみましたよ。たまたまのめぐり合わせで、そうなっただけですが…。
目の前の真正面に船体が来たので船名が分かりました。第八幸徳丸という名の船ですね!
第八幸徳丸が、通り過ぎるのを待って、大好きな渡船の「はるかぜ」が西成は南津守側の桟橋に到着しました。いつものように、これに乗って対岸の大正は南恩加島側へ、ポタリングの自転車ごと参ります。
このひとときの数分間の小さな船旅に、非日常感がふんだんにあって、心が遊離するのか、ある種の旅気分が味わえて、よい気分転換になるんです。
いつもの撮像素子がAPS-C機ではなく、撮像素子が35mmのフルフレーム(フルサイズ)でありますので、画質に余裕があって豊かな階調の画となりますね。これが撮像素子のサイズの違いが大きく出るところですね。
現在レンズの方が45mmf2.8の標準レンズ1本のみですが、シグマ プレミアムコンパクトプライム I シリーズContemporaryレンズで、アルミの切り出し金属鏡筒で非常にビルドクオリティの高いレンズが、所有欲(持っていて、嬉しいというような喜びの感情)を満たしてくれます。
また、カメラ本体fpのボディも金属的塊感(本体ボディも金属で堅牢そうに感じ、撮影機能もその内容がいっぱい詰まっていそうな感じ…。)の高いところが、この I シリーズレンズと非常にマッチしていて好ましい感じです。 手に持った感じ、つまり接触性能が高いことを意味します。
フェンスに絡んだ葉っぱ。これも、紅葉といえば紅葉ですね!
f2.8の開放で、実にフォーカスして他は滑らかにボケで茶色に色づいた実が、簡単に浮き立って見えます。
APS-C機では、できるだけ絞りを絞ってパンフォーカス気味にして撮るようにしていますが、35mmフルフレーム機では、積極的にレンズのボケ描写を活用できるのが利点でしょうか?
画像データ自体を縮小して、この記事にUPしますが、それでも撮像素子のフルフレームのサイズ差が、効いているのがよく分かりますね!
同じくf2.8解放で、小花にフォーカスして撮りました。
逆に絞りを絞って、f11で画面全体にフォーカスが来るようにしてみました。
これは、ランの種類の花でしょうか?f2.8の開放で花のみにフォーカスしてあとは緩やかにボケるようにしてみました。花びらの形と色が美しくて、とてもシャープですよね!
テントは破れているし、割れたいろんな色のタイルが壁に埋め込まれて、うっすらと影が付いていて、何かクレープ屋さん等のあとかも知れません。そのままふつうに、真正面から「複写」しました。
フルフレーム機を使うこと自体が何十年ぶりで、昔はキヤノンEOS5Dというデジカメを使っていた頃がありましたが、
本体+レンズで1.5キロオーバーでしかも嵩張ることに嫌気がさして、軽快に楽しく撮影できる小型軽量機に変更し、そちらに傾倒していった記憶があります。今もその傾向が強いのですが…。
信号が青になったので左手は自転車のハンドルを持って、 横断歩道を自転車で漕ぎながら、右手はfpを軽く握って縦位置でスナップショット!してみましたよ。 何とかザウルスの首が、黄色のサイディングからにゅっと出ていて、かなり目立ちます。
私的には、この世界最小サイズを謳うfpでさえ、厚さが厚く少し重い感じがするくらいです。レンズを含めてトータルの撮影システムを考えた場合では、何とか許容範囲に収まる感じで、それでも特筆出来る画質性能のポテンシャルは、すこぶる高そうな印象ですね!
電子シャッターのみとか、コントラストAFでフォーカススピードが遅い等、クセが強く個性的なカメラなので、自分のしたい撮影スタイルに合うかどうか?なのですが、結構、・気・に・入・っ・た・感・触・があって、なかなか良かったのでは無いかと思っているところです。
解体前の建築条件付で、¥3868万円の 「新築戸建」の売買物件ですが、この役目を終えた古家を真正面から「複写」してみました。フルフレーム機だけあって、複写も実に精密に描写してくれていますね!
商店街にあるレトロ看板を撮ってみました。
どでかい玉のような立派な照明器具が目立ちますね。商店街のアーケードの照明も、老朽化して危険となれば、いつ撤去されるのか?分かりませんからね。
道端のガーデニングもこの通り、f11で絞りを絞れば背景も、深い緑の形が残りつつも影の部分が上手く沈み込んで、とても好ましい描写をしています。この辺がfpならではの立体感や画作りが、人気の理由となっているのかも知れません。
同じく、f2.8解放絞りで比較して見ると、実に違いがよく分かると思います。単に花を浮き立たせたい時はコチラで、ある程度、場所の説明的要素を必要とする場合は、上の写真が好ましいですよね!
どちらもJPG撮って出しで、何もレタッチ等加工は一切していません。
黄色い花が咲いている様子と、奥に路地が続いている空間を緩やかなボケ描写で表すとこのような感じで、その場の雰囲気や空気感がよく分かります。
ガード下の落書きを真正面から「複写」しました。複雑な色味も実にふくよかな表現で写してくれています。これらもフルフレームの特徴がよく出ています。
このチョーク絵から見るとオムライス(スープ付)¥950円って、かなり大き目のオムライスでしょうかね?実物を食べてみないと分かりませんね。(笑)
完全に錆びた看板も撮って見ましたよ。深く渋い色彩の写りをしますよね。
薄っすらと現れたフォエンスの影も撮ってみましょうか…。
汐見橋線の橋脚をあおって撮ってみました。
もし、このfpをさらに発展させるのなら、レンズは I シリーズを揃えるとして、カメラの方は、高画素機のfpLを追加するか、 ライカ、パナソニック、シグマの三社による戦略的協業「Lマウントアライアンス」により、同じLマウントのPanasonicのLUMIX S5M2Xを別途用意するとか、そうしたことが考えられますね!
そうして考えている時が、「1番愉しい。」というのも、ある意味本当ですね…。それともFujiのXFシリーズのカメラやレンズを拡充した方が良いのか…。愉しい悩みが尽きないです。
最後は、にしなりくんの自販機で終了です。ああ、すみません。残念ながら、にしなりくんの顔の西の上のーが、切れて写ってないです。(苦笑)
撮影運用するためには、各種アクセサリーも事前に用意しないといけないので、カメラバッグや予備の充電電池を多めに5~6個用意し、充電器(最近は別売が普通)等も必要なので、年内には用意したいところですね!
それでも、準戦時体制は何も変わっていないので、今後もそれらに対応し続ける必要があります。これは私的公然の秘密ですが、私の手持ちのAPS-C機、FujiのX-T4や愛機のX-E4が天御祖神様の象徴とするならば、このフルフレーム機のSIGMA fp が、次の「マルチバース」研究の象徴となる予定です。fpは、「写真」と「動画」機能ともに、それに相応しい超マルチ用途なポテンシャルを、潜在的に秘めているものと思います。
今回もご覧いただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。