大阪屋 たてものブログ

A BOYのウォールアート

前回から続きまして、あと、ひとつ気になっていました、「A BOY」という 作家:酒谷星子さんという方のウォールアート作品ですが、「キタカガヤ第7駐車場 」というところに見つけることが出来ましたよ。

ああ、やっぱり平家の連棟住宅の1番端の一軒を解体して、駐車場を作り、そこの壁に描いたんですね。これはインパクトがあって面白いですね!駐車場の自動車を今にもつまんで持ち上げそうですね。

まずは、キッチリと真正面から「複写」をしましょう。冒頭の写真はアップで、これは全体が写るルーズショットでという風に複写させていただきましたよ。確かに「凡事徹底」で、被写体にストレート向き合うことが大切です。

もちろん、この複写だけでも十分愉しいのですが、せっかくですので、もうひと捻り何かプラスαを付け加えたいところです。

犬の散歩で、こちらに向かって来る方がいらっしゃいますよ。

おっと、これまた、「絶対非演出」の撮影機会を与えられましたので、すかさずこのチャンスを逃さないように、犬の散歩をプラスαして撮影させていただきました。

おばさんがマスクをしていないところもOKですし、足の開き方や形は、おばさんも、犬も軽やかな感じで、ピーンと張ったリードの伸び具合もよく、ちょうど、自動車が止まっていない所で、添景の被写体を写すことができたので、かなりの完成度のお気に入りとなりました。客観的には、ウォールアートを借景とした、添景を「絶対非演出」で扱った、スナップ写真ということになると思います。

このKitakagaya Creative Villageの写真的「インスピレーショナブル」なところの素晴らしさが1段と感じられ、このような撮影機会をいただけましたこと、関係者様スタッフ様には、心より感謝いたします。益々のご繁栄を心よりお祈りいたします。

地元でお住いの方々に対しても、これらのウォールアートで、心和むひとときを提供されておられるのでしょう。明らかにアートな社会貢献ですよね!

無我、無私、透明というものをスナップ写真でオーソドックスに表現すると、このような感じになると思います。たとえば、聞慧→思慧→修慧(沈黙の仏陀P166~172参照)でいうと、

1.聞慧 「写真とは撮影者の被写体に対する『感動』が写るのだ」と、物理的な撮影ノウハウと共に、書籍や先達から公案禅のように習う。

2.思慧 自らの心が感動した被写体にカメラを向けて、できるだけ沢山撮ってみて、自らの『感動』がそこに写っているか、表現できているか?よく見てとことん考えてみる。

3.修慧  その深く考える習慣を禅定の状態、あるいはリラックスした瞑想状態でずっと続けていき、そうした習慣を築いていくと、その撮影実践のなかに、智慧が習慣にまで高められてくる。いつもくり返し反復して、撮影をしながら深い洞察をしていくなかに、撮影の智慧が習慣までに高まってくる。

「修法」や「法力」といったようなものに似た霊的なメカニズムが働いて、撮らせていただける(あくまでも、受動的に感じている)のでは無いかと思います。

別な表現の「識と般若」(沈黙の仏陀P173~199)で、さらにご説明しますと、最初の複写段階は「識」で、その次に、絶対非演出の機会が与えられて、その結果、撮れた写真が「般若」になるのだと思います。

「般若」(絶対非演出) の方が立場が上だからと言って、「識」(複写)の方を無視してよいかといえば、かならずしもそうではなく、また、「識と般若」(複写と絶対非演出) の、どちらか一方だけでよいというものでもなく、「識」(複写)は「般若」(絶対非演出 )を支える足腰の部分であると考え、「識」(複写)も「般若」(絶対非演出 ) もどちらも大事ですよ。という結論に、結びついていくものなのかなと思います。

ここまで来ると「絶対非演出」を、単なる偶然で、済ますことは逆に不可能ですよね!

今回もご覧いただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。

※参考記事 他に「絶対非演出」を説明している記事

超広角ズームの時の「絶対非演出」スナップ写真は、「狭山池の桜・後編」 へ、どうぞ。うららかな春の狭山池の遊歩道です。

超望遠ズームの時の「絶対非演出」スナップ写真は、「超望遠レンズの試し撮り」の時の、この写真なんかも画的に完璧すぎで、手前の自転車+人やおじさんと猫にフォーカスが来ていて、警戒しながら緊張して歩く猫の形もよく、しっぽを立てて、他とも重なることなく、夕照が左斜め手前からさしていて明るくなっていて、光線状態も好ましいです。

さらに、背景に目をやると、右側の線路の奥のチン電はライトを光らせていて、その間に人が踏切を左方向に歩いています。そして、奥のチン車のさらに左側奥にも踏切を左に渡る人がかすかに見え、その位置関係や、総合的な画的バランスが完璧すぎるので、絶対非演出写真は、超望遠スナップ撮影でも十分に可能なんだ。ということを知った(学んだ)瞬間でした。

まさに、その時の偶然が幾重にも重なって生まれた「絶対非演出」(般若な)スナップ写真です。 能動的に撮る!というのではなく、受動的に撮らせていただいた。という感覚が、非常に強いです。

URL :
TRACKBACK URL :

*
*
* (公開されません)

大阪 阿倍野 大阪屋 不動産
Return Top