☆では、例のパンケーキレンズ(XF27mmF2.8 R WR)を使って「クラッシックネガで紫陽花」を撮ってみましたよ。前回のように晴天のピーカン状態とは違い、今回は、明るい曇天での状態で撮りました。また、すべての写真がフィルムシュミレーションのクラッシックネガで撮ったものです。
これも人の好みがあって、花の群生をめいっぱい画面に写し込むと冒頭のような写真になり、建物横の花壇の植え込みなので、背景がベチャッとした詰まった感じに写り、かなり平凡といえば、平凡であまり面白みがない画ですよね。
一方レンズ描写の方はというと、絞値をF11まで絞り込んでいることもあり、このレンズ自体は十分にシャープに写るようなので、期待どおりの高画質ですね。さすが単焦点レンズですね!
そこで、もう少し引いてみて、周りの環境を少しは写し込んで、こうして縦位置写真にして「街区表示板」まで写すと、近くにお住いの方は場所の特定も可能ですよね。咲いている場所の「状況説明」がなされている写真になります。
さらに、横位置にすると、今度は街区表示板は写らないものの右奥に三角コーンと自転車、もっと奥には自転車に乗った人まで写っているので、奥行きや遠近感も出て、写真により立体感が付与されて、私的には好ましい感じに仕上がりますよね。
もっと、左に回り込んで撮ってみるとこのように写ります。これはこれで、よしとしますかね。
逆に、右側に回り込んで縦位置で撮ってみると、このような感じに写りました。結局は、見る人の好みの問題でしょうが、色んな角度から写せるときはバリエーションを豊かに、写しておいた方がよいですね!後から、好みを選べるくらいに・・・。
梅雨の鬱陶しい蒸し暑い曇天の日に、街の一角で美しい紫陽花を見つけては、心和むひとときを与えられ、ひとえにこうしてガーデニング(世話)して魅せてくれようとする方の好意に支えられていることに、深く感謝をする次第です。撮らせていただけて、本当にありがとうございます。
撮影者にとって、少なからず・そ・こ・に・何らかの魅力的な被写体(この場合は紫陽花)があって、心動かされ、動機づけがなされて、はじめてシャッターを押して「撮影する」という行為が、可能になるのですから・・・。
今回もご覧いただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。