大阪屋 たてものブログ

秋風が清々しく♪Ⅱ(飛鳥)

☆飛鳥駅からバスに乗り、石舞台まで行くわけですが、この明日香と言われる一帯の空気感というか磁場というか、醸す雰囲気が非常に心地いいんです。

P10303652 とむすけは、奈良はまるごと大好きなんですが、その中でも明日香は特に相性がいいとこ
ろでもあります。 こうしてバスを降りてみて、つくづく感じてしまうほどの「感動」があるんですねぇ~。

 真、善、美などの王道をめざす、絵描きさん(画家)なら、どんどん思うような「絵」を一枚一枚描いていかれると、ある種の悟り、ある種の境地、画境がひらけていくといわれます。

 恐らく「写真」もよく似た感じで、芸術写真では「写境」なるものが存在すると思うんですねっ。

 まずは、自分が主体性をもってよしを思うものを、それこそ自由に徹底的に撮影しだすと思うのですが、そこに「嘘」があってはいけないんですね。

 ここでいう「嘘」とは、芸術的な王道の真、善、美を追求するための「真」にあたると思うのですが、嘘があるということは、心に何らかの発見、よろこび感動がないのにシャッターを押す、シャッターを切ること。

 つまり、絵にせんがための写真を撮るということ。 心不在で見た目フレーミング(構図)で、よしとしてまとめていこうとすること。

 たとえば、どういうところでそれを強く感じるかですが、事例を挙げてみますと、

 今時では、パソコンのソフトに「写真素材」が売られていることはみなさまよくご存じで、利便的に実用的に使うということもおありかと思いますが、確かに見た目、綺麗に撮れて物理的に写ってはいるけれど、それはあくまで「素材」であって「作品」ではなく、本当に感動するような「写真素材」には、まず巡り合わせることはありません。

 それはそれで、分かっていてそうした素材を割り切って利用するのはいいのですけれど、そうでない場合はマイナスなことの方が多いのではないかと思うんです。

 最終的に、「素材」を使って何らかの作品として仕上げるとき、その人の力量に応じて、心を吹き込むというか、気をいれる、魂をいれる、心をこめる(もちろん天国的に)ということによって大きく変わると思いますが、

 そんな「写真素材」を使うより、素人が簡単デジカメで撮影した愛ある味わいある写真(内容が稚拙でへたくそ)であっても、そちらの方が圧倒的にいいことの方が多いと思います。

 元にもどりますが、そうした事例からも言えることですが、

 真実、自分の心を動かしたものを撮影していきたいんですね。

 撮影する「写真」の中に、やはり、自分の魂の影というものが、どこかになければ「写真」は空しいものだと思います。

 

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 レンブラントライト呼ばれる半逆光の光線で、すすきの穂が美しく輝く、大和上市で撮ったすすきの穂のときと比べると、すでに15:00は回っていたはずですから、斜陽してきていて、やわらかな光りとなって来て、さらにフォトジェニックですねぇ~。

 すすきの形がいいのと光線が非常に美しい♪

P10303862  快晴の順光も、みごとに非常に秋の風景が表せます。

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 柿を主体に、里山の道路を入れて奥行感をだしています。

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 柿の実がたわわになる様で秋を表そうとしています。

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ひまわりも、咲いていたりします。

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 秋の明日香らしい情景が、清々しくあちらこちらで愉しめることが、とっても、ありがたく、いいんですよ~。

 今日の撮影のフィナーレを飾る「写真」たちです♪ 場所は天武、持統天皇陵付近。

 さらに、陽が落ちてきてやわらかく美しい情景を醸してくれます。

 秋のレンブラントライトがいかに美しいか、お分かりいただけると思いますね…。

 明日香の清々しい秋風が、あなた様にやさしく伝わりますでしょうか♪

 どうか、心癒していただけますようにと…。 純粋に心を込めて…。 

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  さらに、今日の最高の一枚。

 写真を撮るという感じではなくなって、撮らせていただいているという実感があり、ある意味、「恩寵」でもあると思います。 本当に美しいこのひととき(10~15分くらい)に、そこに居合わせ(呼んでいただいて)て撮影を愉しませていただけて、(その相手方に)心からありがとうという、気持ちです。

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  この写真の余韻を味わうために、典型的な秋の夕景でしめくくりたいと思います。

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 解説をいれることは、蛇足なことかも知れませんが、あえて分かりやすく多くのみなさまに何らかの刺激や参考になればという思いでいたしましたぁ~。

 

 

 いかがでしたでしょうかぁ~。

 あなた様の心に秋風が清々しく吹き、多少なりとも癒されましたならば、本当にうれしいことですし、ありがたいことでもあります。

 今回もご覧いただけまして、ありがとうございました。

 深く深く感謝いたします。 m(_ _)m

※追記 過去記事に「レンブラントライト」(奈良公園)について書いたものがあります。よろしければご覧下さい。

 映画などでは人工的にレンブラントライトは多用され、非常に美しい映像を創り、観る者を楽しませてくれますが、個人で、こうした美しい光景、自然光のレンブラントライトを扱える贅沢は、何ものにもかえ難いよろこびがあり、また、そうした写真が簡単に撮れるいい機会と思いますので、秋は少しばかり15:00以降の柔らかくも美しい光りを、是非、意識していただいて秋の彩りとレンブラントライトに親しんでいただければ、ありがたいと思います。

 

 

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  • コメント ( 1 )
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  1. 素晴らしい!!
    感動の日記ですね。
    ほんとうにおっしゃる通りだと思いました。

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