大阪屋 たてものブログ

取引コストって知ってたぁ~

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☆しばらく前に購入した本なんでが、「価格と生活の経済学」という副題にふさわしい内容の「スタバではグランデを買え!」吉本佳生著 ダイヤモンド社刊(1600円+税)が、これも上手な説明がしてあって楽しいので、さわりだけ、ご紹介してみたいと思いますぅ~。

 基本的には、「難しい内容を、誰にでも簡単に分かりやすく解説する」ことは、読者の立場に立てば、短時間で興味のある本の中身を楽しく理解できるのはありがたいですし、また、著者の立場に立てば、相当高度な技術や情熱でもって、分かりやすく伝えようと努力していることが強く感じられます。

  知的な「愛」と言えるかも知れませんねっ。

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P21にある図1です。 以下本文P20~P25の抜粋です。

 ■ヘットボトルのお茶を事例に挙げています。

 同じモノがちがう価格で売られている理由は「取引コスト」

 

 現実の私たちの生活では、買い物をする際にいろいろなコストがかかります。 これを「取引コスト」と呼びます。 まず、家から買い物の場所に行って帰ってくるのに「時間」と「労力」がかかります。時間と労力をあわせて「手間」と呼びます。

 バスや電車に乗って行けばガソリン代がかかります。それだけ、「余分なおカネの支出」が伴うということです。

 財布から、直接おカネが出ていかなくても、「他の資産の使用」によってコストを負担することがあります。たとえば、いつも自転車で買い物に行けば交通費はかかりませんが、長い間、自転車にのっていれば、タイヤがすり減るなどの形でコストはかかっているのです。

 買い物の際に何らかの「心理的負担」が重要になることもあります。A店のほうが、B店より安いことは知っていて、本当はA店で買い物をしたいのだけれど、知り合いであるB店長に声をかけられてしまったので、それを無視してA店に入るのがイヤで(心理的負担というコストを避けて)B店で買い物をしてしまうといったことです。

 これらの「時間と労力(手間)、余分なおカネの支出、他の資産の使用、心理的負担」といったものが、買い物の代金とは別にかかるとき、それを取引コストと呼びます。

 買い物をふくめた様々な経済取引の際に、取引されるモノやサービスの代金とは別にかかるコストという意味です。

 ただし、取引コストは相対的な概念であって、同じ取引でも、見方によって解釈が異なることがあります。

 取引コストの中には、「情報」を得るためのコストもふくまれます。できるだけ品質のよいモノを、できるだけ安い価格で買おうとして、私たちはいろんな情報を利用します。

 私たちが、情報を収集して判断する際にかかるコストも、店側が私たちに情報を伝えようとしてかけるコストも、やはり取引コストの一種です。また、これらは「取引前」にかかります。 「取引前」の事前調整にかかる手間「取引時」にかかるコスト、たとえば交渉・契約・決済などにかかるコスト、買い手や売り手商品の移動や運搬のコスト、税や税に準ずる手数料なども取引コストの一種です。

 「取引後」にかかる取引コストには、買ってきたモノを消費する(あるいは消費の準備をしたり消費後にゴミを捨てたりする)際にかかるコストも取引コストです。

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 以上の要約抜粋したものをまとめたものが、この図2(P26)です。 

 なるほど、よく分かる解説ですねぇ~。

 お年を召されている方ほど、少し難しいかも知れませんけれど…。 若い経営者、店主さまなら簡単に分かっていただけるものと思います。 20代感覚ならあたっり前でしょうねぇ~。

 これで、ヒントがいっぱいになりませんでしょうかぁ~。(^o^)

 「夢は大~きく」ではないですけど、

 一呼吸して、リラックスして大きくおおらかに考えてみてください♪

 

 たとえば、無駄を減らし、コストカットするにしても、これだけの広い意味合いの選択肢「選択の自由」が与えられるわけですから、いろんな知恵のある創意工夫が、まだまだ、考えられるはずですよねぇ~。

 

 コーヒー一杯の質や販売価格にしても、カフェや食堂やその新旧も含めて、そのお店の店主のコンセプトや特徴を思う存分、自由に活かしていただいて、個性的に起業家精神(企業家精神)をキラキラと発揮していただきたい♪

 そんな風に心から強く強く願っています。 あきらめないで知恵を出し続けていく限り、きっとうまくいくと思います。(^o^)

 

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