☆今日は、この1年のくぎりとして、当社不動産鑑定士顧問先生宅に嫁さんと訪れ、いろんなことを聞いていただけました。 はじめての不動産イロハ講座で、当社、津田修身不動産鑑定士顧問先生に一番最初に教えられたとは、『姿勢を正す』ということでした。
手渡された新聞のコピーは、同志社大学の三木光範教授の「正論」でした。赤線を入れ、ラインマーカーで重要箇所と思われるところにラインを引き、師の心からメッセージを受けとらんとして、何度も読み返して考えてみました。箇条書きで要約をしてみます。(けっこう長いです)
○物事を進める上で不可欠なこと、それは「能力、動機、姿勢」である。
○能力とは、推進する力であり、人、資金、材料、知識、場所など、物事の推進に必要な資源や力を指す。
○動機とは、物事の推進で目指す目標。その物事を推進したくなった感情。
○姿勢とは、まさに人間の姿勢。背筋が伸びていること、眼はきょろきょろせずに前方を見据えること、笑顔で人に接すること、自分のことより他人のことを思い量る心をもつこと、傲慢な態度をとらないこと、さらには、言葉遣いや歩き方など人間の体や動作の形を意味する。
○正しい姿勢は二つの効用をもたらす。一つは自分自身のへの効用。正しい姿勢が健康の源。もう一つは、他人に対する効用。正しい姿勢の人を見ると気持ちがよくなり、こちらも正しい姿勢や態度で接するようになる。
○個人でも組織でも良くない姿勢は敵をつくり、味方を少なくし、物事の達成が難しくなる。物事の推進に最も重要なことは自分たちの味方を増やすことであり、敵を少なくすることである。そのためにも個人も組織も正しい姿勢を取ることが重要となる。
○物事の推進に能力と動機が重要であることは論をまたない。だが、姿勢の重要性は忘れがちである。
○これからはプロジェクト推進における姿勢の重要性という観点から科学的な体系が必要になろう。
○航空機では、姿勢が悪いと空気の流れは大きな抵抗となり、風は敵になる。だが、姿勢を正しくすれば気流は翼を持ち上げ、風は味方となる。
○後ろからの風を世間では追い風という。しかし、航空機は追い風では飛べない。
○向かい風を味方にする航空機の極意を学び、姿勢の科学を極めよう。
とむすけなりに、ずいぶんと、考えて来た現時点の答えですが、ここでいう姿勢をマインドでいえば、礼の心、礼節の心に集約され、礼節の心を外観上に表せば、折り目正しさ、誠実さとして、立ち現れてくるものではないかと思います。
もちろん、すぐに、簡単に正しい姿勢が身についたり、姿勢のなぞが、楽に解るものではないことは十分に承知していますが、少なくとも、優れた師にこうしてご指導いただけること、かわいがっていただけること、多くの心の友に巡りあえて、あたたかいご近所のみなさまとともに、いっしょに学び歩めること。
本当に深い幸福感を感謝とともに、味あわせていただけて、とむすけは幸せです。純粋にそう思います。ありがたいです。
それと、三木光範教授の「地頭力」(じあたまりょく)の解説記事が、分かりやすく面白かったので載せておこうと思います。
☆ご自宅に押しかけて、ひとしきり、夫婦で色んな話を聴いていただいて、さらに、ご近所の洋食屋さんで昼食をごちそうになりました。
津田顧問ご夫妻。とてもやさしい内助の功の奥様でいらっしゃいます。このようにいつもやさしいまなざしが、ありがたいんです。怒られることがないので、それゆえに、とむすけは、自らの姿勢を正すように心がけるようになるんですね。 恐らく、とむすけや嫁さんの心を見抜いて、何かと気づけるように…。 深いご配慮をいただいているのかも知れません。
ランチが、また、格別なお味。 津田顧問ご夫婦の姿勢が、愛が、やさしく伝わってまいりました…。 来年も、よろしくお願いいたします。m(_ _)m